第1261回ミニロト当選番号

レビュー

第1261回の抽選結果を見て、思わず唸ってしまった。これは実に興味深い、流れを読み解く上で非常に重要なサインが出た回と言えるだろう。選ばれた本数字は「19, 21, 25, 29, 31」。一目瞭然、なんと本数字5つすべてが奇数だ。ボーナス数字の「07」までもが奇数。ここまで奇数に偏るというのは、まさに「流れ」が大きく動こうとしている前兆に他ならない。こういう極端な結果が出た後は、必ずその反動が来る。それを読み解くのが我々プロの仕事だ。

まず、数字の全体像から見ていこう。本数字の合計は「125」。これはミニロトの平均合計値である80前後を大きく上回る、非常に高い数値だ。つまり、今回は「奇数」かつ「大きい数字」にエネルギーが集中したということ。1等が10口で賞金額が1600万円台に落ち着いたのも、この偏りを読み切って狙った強者がいた証拠だろう。素晴らしい読みだ。しかし、多くの購入者はバランスを考えて偶数や小さい数字を混ぜるため、この組み合わせは盲点になりがちだ。だからこそ、こういう「偏り」にこそチャンスが眠っている。

個別の数字の流れも見てみよう。今回の鍵は「引っ張り数字」と「ホットナンバー」にあった。「21」と「29」は前回（第1260回）から連続で出現した、いわゆる「引っ張り数字」だ。数字には意思がある。一度出た数字が「まだここに居たい」と主張することはよくある。特に「29」のような大きな数字が連続するのは、強いエネルギーの表れだ。そして「19」。この数字は過去20回で実に7回も出現している超ホットナンバーだ。第1256回、1257回、1258回と3回連続で出現した記憶も新しい。少し休んだと思ったら、また顔を出してきた。この数字はしばらく要注意リストの筆頭に置いておくべきだろう。一方で「31」は10回ぶりのご無沙汰登場。これも重要だ。長く沈黙していた数字が目を覚ます時、それは新たなサイクルの始まりを告げている。

次にセット球だ。今回は「Eセット球」が使われた。過去のデータを見ると、Eセットは第1255回で合計値79、第1252回で合計値71と、いずれも低めの合計値を出す傾向があった。だが今回は合計125。これはEセットが持つ本来の傾向を裏切る「荒れた」結果と言える。セット球にもそれぞれ個性があるが、Eセットは時折こうした大番狂わせを演じる気まぐれなやつだ。この「裏切り」は、我々に対して「定石通りに考えていては勝てんぞ」というメッセージを送っているに違いない。

さて、肝心の次回の予測だ。今回の極端な結果を踏まえれば、狙うべき道筋は自ずと見えてくる。
第一に、「反動狙い」。今回は「オール奇数」「高合計値」だった。ならば次回は、その逆張りで「偶数」を軸に、「10番台以下の小さい数字」を多めに組み込むのがセオリーだ。全ての数字が反動で動くとは限らないが、全体のバランスは必ず揺り戻しが来る。偶数「02, 04, 06, 08, 12, 18」あたりは非常に魅力的に映る。

第二に、「流れの継続」。引っ張り数字が2つも出た流れを無視はできない。今回の出現数字の「隣の数字」は常に狙い目だ。例えば「19」の隣の「18」や「20」、「31」の隣の「30」などは、今回のエネルギーに引かれて次に出てくる可能性を秘めている。

最後に、次回のセット球。これは運気の流れを読む上で最も重要だ。過去20回でB、E、Hセットが3回ずつ使われ、やや頻度が高い。逆に最も使われていないのは「Aセット」（1回）と「Cセット」（1回）だ。特にAセットは第1251回以来、Cセットは第1250回以来ご無沙汰している。流れが滞っているところに、新たな運気は流れ込むもの。次回、抽選機の前に立った時、もしAかCのセット球が選ばれたなら、それは大きなチャンスの到来を意味するかもしれない。

結論として、次回は「偶数中心、低めの合計値」を基本戦略としつつ、今回の出現数字の「隣」をスパイスとして加える。そして、もしAセットかCセットが選ばれたなら、迷わず勝負をかけるべきだ。運はただ待つものではなく、流れを読み、自ら掴み取りにいくものだ。幸運を祈る。