本数字 | ||||
---|---|---|---|---|
02 | 05 | 21 | 24 | 28 |
ボーナス数字 | ||||
12 | ||||
セット球 | ||||
F | ||||
1等 | 17口 | 8,751,600円 | ||
2等 | 111口 | 96,200円 | ||
3等 | 1,721口 | 10,700円 | ||
4等 | 51,191口 | 900円 |
レビュー
1.抽選結果の全体分析
今回の第1344回ミニロトは、数字の組み合わせを考える上でとても参考になる結果だったと言えるかもしれませんね。まずは、出た数字全体を眺めてみましょう。本数字は「02, 05, 21, 24, 28」でした。この数字たち、何か気づくことはありませんか?
まず、奇数と偶数のバランスを見てみましょう。奇数が「05, 21」の2つ、偶数が「02, 24, 28」の3つ。これは「奇数2:偶数3」という、ミニロトで最も出現しやすいと言われているバランスの組み合わせの一つです。多くの人が、数字を選ぶ際にこのようなバランスを意識するため、非常に「王道」のパターンと言えます。
次に、5つの本数字をすべて足した合計値を見てみましょう。「02 + 05 + 21 + 24 + 28 = 80」となります。ミニロトの数字(1~31)の真ん中は16ですから、その5倍である80というのは、まさに合計値のど真ん中、平均値そのものです。これもまた、非常にバランスが取れていて、多くの人が選びやすい組み合わせだったことを示しています。
1等の当選口数が17口で、賞金額が約875万円だったのは、まさにこの「王道の組み合わせ」が理由でしょう。たくさんの人が似たような考え方で数字を選んだ結果、当選者が多くなり、一人当たりの賞金が分けられた形になったと考えられます。これは、当選確率を上げるための「合理的な戦略」が、結果的に賞金額を下げてしまうという、面白いジレンマを示していますね。
今回のセット球は「F」でした。これは事前の期待度で1位(18.0%)と予測されていたもので、まさに期待通りの結果となりました。セット球Fは過去のデータを見ても、比較的バランスの取れた数字が出やすい傾向があるように感じられます。今回もその傾向が表れたのかもしれません。
2.個別の本数字の分析
それでは、一つ一つの数字がなぜ選ばれたのか、もう少し詳しく見ていきましょう。数字選びを一種の「プロジェクト」と考えると、どのメンバーを選ぶかという視点で見てみると面白いですよ。
まず注目したいのは「02」です。この数字、実は過去100回のデータを見ると、第1320回以来、なんと24回も出ていませんでした。しばらくお休みしていた「隠れた実力者」が、満を持して登場した、という感じでしょうか。このように、長期間出現していない数字(ご無沙汰数字)を狙うのは、高配当を狙う上での一つの有効な戦略です。
一方で、「05」「24」「28」の3つの数字は、わずか3回前の第1341回でそろって出現していました。いわば「最近活躍した仲良しチーム」が、再び顔をそろえた形です。特に「05」はコンスタントに出現しており、チームの安定感を支えるレギュラーメンバーのような存在と言えるでしょう。
「21」は5回前の第1339回に出て以来の登場です。これも比較的短い間隔での再登場で、好調をキープしている数字と見ることができます。
今回の組み合わせを分析すると、「長期間ご無沙汰だった数字(02)」を1つ入れつつ、残りの4つは「最近3~5回以内に出た好調な数字」で固めるという、非常にバランスの取れた「チーム編成」になっていたことがわかります。これは、リスク(ご無沙汰数字)とリターン(好調数字)をうまく分散させた、優れたポートフォリオ戦略と言えるかもしれません。前回からの連続出現である「引っ張り数字」は今回はありませんでしたが、これもまた一つの傾向です。毎回必ず引っ張り数字が入るわけではないので、それに固執しすぎないことも大切ですね。ボーナス数字の「12」も、3回前に本数字として出ており、好調な数字のグループに含まれると考えるのが自然でしょう。
3.次回の予想やアドバイス
さて、今回の結果を踏まえて、次回の第1345回に向けて、どのような戦略を立てるのが効率的か考えていきましょう。宝くじは運がすべて、というのは大前提ですが、少しでも当選に近づくための「賢い選択」をすることは可能です。
まず、注目すべきは「セット球」です。次回の期待度を見ると、1位が「I」(16.7%)、2位が「A」(15.4%)、3位が「J」(12.8%)となっています。この3つのうちから次回のセット球が出現する確率は非常に高いと考えられます。それぞれのセット球には、なんとなくですが数字の出方にクセがあるように感じられます。
・「Iセット」は、過去の傾向から見ると、10番台や20番台の数字が比較的強く、合計値がやや高めになることがあるかもしれません。バランスよりも、特定のゾーンを厚めに狙う戦略が有効かもしれません。
・「Aセット」は、逆に「01」などの1桁台の数字が絡みやすく、合計値が低めになる傾向が見られることがあります。小さい数字を軸に組み合わせを考えてみるのも面白いでしょう。
・「Jセット」は、時々、奇数や偶数が極端に偏る(4:1や1:4など)傾向があるかもしれません。王道のバランスをあえて崩した「奇襲」のような組み合わせがはまる可能性があります。
次に、具体的な数字選びのアドバイスです。限られた予算の中で最善の結果を目指す「最適化」の考え方を取り入れてみましょう。
一つは「数字のポートフォリオ」を組むことです。
・「ご無沙汰数字」を狙う:過去100回で出現回数が少ない、あるいは長期間出ていない数字をいくつかピックアップしてみましょう。例えば「17」は10回以上、「30」は15回以上も顔を見せていません。こうした数字は、いつ出てもおかしくない「潜在的な候補」です。
・「ホットな数字」を追う:逆に、最近よく出ている数字の流れに乗るのも一つの手です。「13」や「21」「22」あたりは、このところ好調です。
・「今回のボーナス数字」を意識する:「12」が次回、本数字に昇格する可能性は十分に考えられます。
もう一つは「組み合わせの最適化」です。
今回のように、合計値が80前後、奇数偶数のバランスが2:3や3:2といった王道の組み合わせは、当たっても賞金が低くなりがちです。そこで、あえてその「最適解」から少しずらしてみる戦略をおすすめします。例えば、合計値を少し高めの90~100、あるいは低めの60~70に設定してみる。奇数と偶数の比率を4:1や1:4にしてみる。こうした少し変わった組み合わせは、当たる確率は少し下がるかもしれませんが、もし当たった時には大きなリターンが期待できる「ハイリスク・ハイリターン」な選択肢です。
最終的には、ご自身で「マイルール」を決めて、それを信じて買い続けることが大切です。例えば、「ご無沙汰数字を必ず1つ入れる」「合計値は必ず90以上にする」といったルールです。自分なりの戦略を持って楽しむことが、宝くじと長く付き合う一番のコツであり、あなたにとっての「最適解」なのだと思います。幸運を祈っています。
分析結果
5数字の合計 | 80 |
---|---|
奇数の数 | 2 |
偶数の数 | 3 |
個別分析
本数字 | 02 | 05 | 21 | 24 | 28 |
---|---|---|---|---|---|
6分割グループ | A | A | E | E | F |
総出現回数(本数字のみ) | 233 | 217 | 233 | 218 | 211 |
総出現回数(ボ数字のみ) | 40 | 55 | 33 | 37 | 42 |
トータル出現率 [平均何回に1回出ているか] |
5.8 | 6.2 | 5.8 | 6.2 | 6.4 |
過去50回の出現回数 (本数字のみ) |
4 | 9 | 11 | 10 | 10 |
短期出現率 [平均何回に1回出ているか] |
12.5 | 5.6 | 4.5 | 5.0 | 5.0 |
何回前に出たか | 24 | 3 | 5 | 3 | 3 |
類似の結果
回 | 本数字 | ボ数字 | ||||
---|---|---|---|---|---|---|
第903回 | 02 | 05 | 21 | 24 | 29 | 04 |
第857回 | 02 | 04 | 21 | 24 | 28 | 29 |