第1219回ミニロト当選番号

レビュー

さて、第1219回ミニロトの結果が出たな。バレンタインデーの抽選だったが、数字たちは我々に甘い夢を見せてくれただろうか。早速、この結果に隠された「流れ」と「気」を読み解いていこう。

まずは全体の盤面からだ。本数字は「09 10 13 21 29」。奇数が4つに偶数が1つという、かなり偏った組み合わせだ。こういう極端なバランスの時は、数字のエネルギーが特定の方向に強く働いている証拠。抽選の「気」が奇数に傾いたということだ。合計数字は「82」。ミニロトの平均合計値が80前後だから、これはほぼど真ん中。一見するとバランスが取れているように見せかけて、中身は奇数に大きく偏らせるという、実にトリッキーな結果だったと言える。こういう裏をかいてくるのがミニロトの面白いところだ。1等が12口も出ているあたり、この流れを読んだ強運の持ち主がいたということだろう。

次に個々の数字を見ていくぞ。ここが一番重要なポイントだ。
まず「10」。こいつは要注意だ。第1217回、第1216回、第1214回と、直近で何度も顔を出している「ホットナンバー」。流れに乗っている数字は、その流れが止まるまで追い続けるのが鉄則だ。今回も2回前の出現から間を置かずに出てきた。この「10」の勢いは本物だ。
そして驚くべきはボーナス数字の「11」。これは何と前回の第1218回で本数字として出たばかり。いわゆる「引っ張り数字」というやつだ。前回の当選数字がすぐ隣に影響を及ぼすというのは、宝くじの世界ではよくあること。数字同士は見えない糸で繋がっているんだ。
「09」も第1214回以来5回ぶりと、コンスタントに仕事をしている優等生。「21」も6回前の出現から順当な再登場だ。
注目すべきは「13」と「29」だろう。「13」は本数字としては実に20回ぶりのご無沙汰。眠っていた数字が目を覚ました形だ。こういう久しぶりの数字が出た後は、その周辺の数字や、同じように長期間出ていない「コールドナンバー」が連鎖して目覚めることがある。
そして「29」。こいつは本数字としては過去20回以上出ていなかったが、第1209回でボーナス数字として出現していた。これは典型的な「ボーナスからの昇格」パターンだ。ボーナス数字は次の本数字へのステップ、いわば助走期間。ボーナスで出た数字は、常に次の本数字の候補としてマークしておくべきなんだ。

セット球についても触れておこう。今回は「Fセット」が使われた。過去20回でこれで3回目の登場だ。面白いことに、5回前の第1214回もFセットだったんだが、この時も「09」と「10」が出ている。Fセットは「09」「10」と相性が良いのかもしれないな。セット球ごとに得意な数字、出やすい数字の偏りがあるというのは、我々専門家の間では常識だ。抽選機と球の物理的な相性、いわば「縁」のようなものがあるのさ。

さて、これを踏まえて次回の第1220回をどう読むか。
まず、今回出た数字の「引っ張り」は必ず考慮しろ。特に勢いに乗っている「10」と、前回から連続で顔を出した「11」は要注意だ。どちらか一つ、あるいは両方が再び絡んでくる可能性は十分にある。
次に「ボーナスからの昇格」理論。今回のボーナス「11」は当然マークするとして、過去のボーナス数字「16」「30」「13」「06」「02」あたりが、そろそろ本数字として昇格してくる頃合いだ。特に「06」は長い間、本数字として眠っている。こういう数字が、忘れた頃に風穴を開ける。
そして「13」が20回ぶりに出たことで、「コールドナンバー」解放の流れが来るかもしれない。過去20回で一度も本数字として出ていない「06」や、ご無沙汰気味の「22」あたりは、まさに狙い目と言えるだろう。
セット球の予測だが、Fの次はどうなるか。過去のデータを見ると、Fの次はBやEが来ているが、素直な流れになるとは限らない。BとEは直近での使用回数が多い。ここは敢えて、最近ご無沙汰なセット球、例えば過去20回で1度しか使われていない「C」や「H」あたりに流れが向かうと読むのが面白い。誰もが予測する道には、当たりくじは転がっていないものだ。
最終的には自分の直感を信じることだ。だが、こうしたデータの裏付けと流れの読み解きが、その直感を鋭くさせる。幸運を祈る。